日野祭は、馬見岡綿向(うまみおかわたむき)神社の春の例大祭です。 毎年5月2日(宵祭)、3日(本祭)、4日(後宴祭)にわたって行われます。 2日は夕暮れより各町内の山倉や辻まで曳山が曳き出され、提灯に明かりを灯して夜遅くまで祭囃子がかなでられ、祭り気分を盛り上げます。 3日(本祭)は早朝3時の起こし太鼓から始まります。その後この祭をとり仕切る神子(カミコ)・神調社(シンチョウシャ)が宮入、続いて神幣や神輿舁きが次々と宮入し、11時頃には各町内より十数基の曳山が神社境内に勢ぞろいします。お昼過ぎ、神子・神調社を先頭に、三基の神輿が行列をなし、御旅所であるひばり野へ向けて出発します。曳山からは祭囃子が奏でられ、神輿舁きの威勢の良い掛け声が響くなど、この日一日、日野の町は祭一色となります。
写真:日野観光協会提供